Personal


[バックナンバー]
佐々木淳吾 ぢゅんご式大人の読書感想文
佐々木淳吾


誕生日
1976年11月25日
出身地
東京都 江東区
血液型
O型
担当番組
【テレビ】
ウォッチン!みやぎ
(月〜水)7:30頃〜8:00

【ラジオ】
COLORS
(月)9:00〜12:00
うたまつり!
(日)12:30〜13:00
趣味
車、靴、時計、カメ
今、興味のあること
英語とイタリア語の親戚関係
得意ジャンル
メリハリ全般
好きなタレント、芸能人
小嶋陽菜
アンバー・ハード
私の好きな・・・
映画
「ニューシネマ・パラダイス」
「マイ・インターン」
「シャレード」
お気に入りの場所
自宅のソファの上
私のよく行くお店
うなぎの開盛庵
私ってこんな人です
落ち着きがない!
超マイペース!!
『墓地を見おろしたりしてました…』
2016/05/31


 しばらく更新が滞っていた。変わらず暇さえあればパラパラと、文庫本のページを繰っていたのだが、何となく感想文をアップする気にならなかったのだ。
 本の読み方には人それぞれスタイルがある。僕の場合、一度面白い小説に出会うとその作家の作品を立て続けに読むことが多い。読書は数多く読めば良いというものではないだろうが、作風やその変化を知るために同じ作家の本を3冊とか4冊とか読むのは、多少なりとも意味があると思う。
 映画化を機に、小池真理子の「無伴奏」をご紹介した。仙台を舞台に少女の悲恋を描いた、作者の私小説的作品であった。僕にとって初めての小池真理子作品。あの後、2ヵ月間で長編「夜ごとの闇の奥底で」「柩の中の猫」、そして短編集「水無月の墓」を読んだ。
 どれもゾクッと怖い。ひたひた近付いて来る感じの怖さ。特に「夜ごとの闇の奥底で」は、サイコスリラーの傑作だ。人を射った拳銃の処分に困る男の逃亡劇……と思いきや、偏執狂の中年男が出て来て大変。ヒッチコックが映画を撮ったら面白そうだ。
 それはともかく、小池真理子にかぎらず気に入った作家の小説を続けて読むという読書スタイルでは、自然同じ作家の作品を取り上げることが増えてしまった。
 僕がこの2ヵ月間で読んだ小説といえば他に、宮部みゆき、伊坂幸太郎、三浦しをん、京極夏彦、熊谷達也、夏目漱石(順不同)etc。バックナンバーをご覧いただけば、過去にご紹介した作家ばかりだ。どうしたものかと思っていたのが、しばらく感想文をおやすみしていた理由である。
 あまり細かいことは気にせず「また同じ作家かよ」とツッコミを入れていただきたい。
 言いわけおしまい。

  あ、そうそう。立て続けに読んだ小池真理子作品でいちばん怖かったのが、角川ホラー文庫に収録されている「墓地を見おろす家」だ。墓地に隣接する破格の新築マンションに越して来た一家が、エレベーターの故障や地下室の怪奇などに追い詰められて行く。
 モチーフは以前ご紹介した小野不由美の「残穢」に似ているが、より被害が直接的であり、かつ超常現象のほうへ針が振れている。1988年の作品だからやや古さは感じるものの、都会派のホラー小説として依然、魅力的である。

   


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