ウォッチンチェック

2017年11月8日(水) 放送


富谷市の、おいしい&新しい特産品

先月、 市制1周年を迎えたばかりの富谷市で、ある生き物を使った町おこしが始まったと聞いて出かけました。町から市に移行した去年、セイヨウミツバチを使った養蜂を、何と市役所の屋上で始めたというのです。

それというのも、富谷市ではブルーベリーに次ぐ特産品を作ろうと模索しているそうです。屋上という場所を選んだのは、天敵のクマが来ないからなのだとか。なるほど。

去年はあくまで、実証実験。思いがけない量のハチミツが取れて、いよいよ本格始動の今年。市からの委託で養蜂を手がけているのが、市内で自然再生活動に取り組んでいた村上幸枝さん達のNPO法人「SCR」です。

村上さんはじめ30人ほどのメンバーの多くにとって、養蜂は未知の経験だったといいます。しかし、むやみに刺さないということを知り、徐々に作業になれていったという皆さんです。

少し、味見をしてみました。甘い!めちゃめちゃ甘い!ただ、後味に若干の臭みがあるのはなぜ?この時季、外来種のセイタカアワダチソウがあちこちに生えていて、他の植物を駆逐する勢い。ミツバチはその蜜をせっせと集めていたのですね。本来、秋のハチミツは収穫しないものだそうです。ご安心ください。いま巣箱にある蜜は、ハチが冬を越すための大事な栄養源となります。

富谷市では「自然と都市が調和した環境をPRするとともに、養蜂に挑戦してみたいという市民の輪が広がり、ハチミツが新しい特産品になれば」と期待を寄せています。
去年からすでに20人以上の富谷市民が「養蜂を始めてみたい」と名乗りを上げているそうです。まずは、養蜂業が市内に広がって行く事がねらいです。

実は村上さん達のNPOは市内の里山で、在来種のニホンミツバチも飼育しているというので、そちらにも案内して頂きました。希少種になりつつあるニホンミツバチですので、詳しい場所は秘密です!

ニホンミツバチはセイヨウミツバチに比べて色が黒く、やや小さいのが特徴です。様々な植物から蜜を集めて来ることから、できるハチミツは「百花蜜」と呼ばれるそうです。見てると段々、かわいいなと思えてくるのが不思議です。

村上さんは「ミツバチが元気な環境は、人間にとっても住みやすい」と強調します。花から花へ花粉を運ぶ。蜜を集める。その営みと、人間が共存できる自然環境を作って行きたいと話していました。

※ 現在「とみやはちみつプロジェクト」で収穫されたハチミツの、個人向け販売は行なっていません。プロジェクトに賛同する市内のスイーツ店で原料として使われているそうです。








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